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Channel: 未婚の未亡人、泣いたり笑ったり
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踊る花芽

以前の住まいのマンションでは「蔓もの禁止令」を出していた私が、今のアパートに引っ越して、最初に解禁したのが、クレマチスだった。手初めに入手したクレマチスは、大輪の濃い紫。その後、私がクレマチスを解禁した事を知った師匠が3つのクレマチスを次々にプレゼントしてくれた。クレマチスはその花の優雅さが好きだった。そして、勿論その蔓も好きだった。でも、自分で育ててみて、一番好きになったのは、この花芽達。愉快な踊...

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雲間草の咲く季節

花屋で売っている鉢植えの花達が、必ずしもその季節に咲く物とは限らない事は、「冬の鉢物の女王」、シクラメンが本来は冬に咲く物ではないと言う事でも明らかである。勿論シクラメンは、夏には眠ってしまうけれど、だからと言って冬に咲くものではないのだ。一度でもシクラメンを夏越しさせた事のある人にはおわかりだろうが、あれは何も本人が好き好んで冬に咲く訳ではないのだ。但し、店先に並ぶシクラメンは早くから咲き始め、次...

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雨宿りの樹

しとしと降る雨の公園樹の下のベンチに座っている青年傘もささず、雨が降っている事すら知らないかのように樹の下に入り、私も傘を畳む一滴の雨粒も滴らせない落羽松樹の外は雨

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それゆけ夏だ! 海だ! お盆だ!

今年のお盆はいつもと違った。いつもなら、1週間前には○Tの友人達にメールをし、何人かでお迎え火を焚き、何人かで送り火を炊いた。それが今年はどうしても無理だと思ったのは、全くもって私の勝手である。仕事場が遠くになってしまい、帰宅時間も遅ければ、次の日の朝も早い。それに加えて、実はお迎え火の日にはなんと○Tの友人から海へのお誘いが来てしまったのだ!そんな訳で、年に一度のお盆の集いよりも海を選んだ私を、ど...

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2014年夏から晩秋

今年の夏の海へのスタートは早かった。7月に2回。 そしてお盆前にもう一度位行けるかと思っていたのに、結局その後は行く事が出来ずに終わってしまった。その代わりに、TKはあと一日を私と友人Uも一緒に長野の大月の天目温泉へ日帰りで行こうと誘ってくれた。...

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2匹の未を持つサザエさん一家の2015年お正月

あっと言う間に2014年が終わってしまったと思うのは、年のせいだろうか?人生の中での1年を考える時、私はいつも、上に行くほど小さくなる螺旋を思い浮かべる。1歳児にしてみれば、1年はその人生の全てで、2歳ではその2分の1、3歳では・・・と考えて行くと、私の1年は56分の1でしかない。だから、同じ1年があっと言う間に過ぎて行くと感じるのは、きっとそのせいだと私は思っている。我が家族には未が2匹。一匹は母...

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嗚呼、源泉かけ流し

以前、ずーっと以前に、「殿様の湯」と言う記事を書いた事があったと思う。それは、お風呂の湯を入れ過ぎて(我が家のお風呂は今時のお風呂と違って、自動でお湯が止まったり、それを知らせてくれるタイプではないのです)、お湯を溢れさせてしまう事を意味する。湯船から溢れるお湯に浸かるのは、それこそ殿様気分。水道代やガス代の事を忘れてしまえれば、そこそこ、いや大いに豊かな気持ちになると言うものだ。それに対して「源泉...

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進化するランタナ

小さな紫陽花の様だが、暑けりゃいつでも咲くこの花との付き合いは、相当長い。初めて見たのは今から20年以上前の南の島で、その後都内でも売り出され、あっと言う間に夏の花の人気者になった。なんたって、あの暑い最中にどんどん咲く。暑いのが好きだからと言って、涼しくなって来てもまだ咲く。涼しいのを通り越して来ると流石に速度は落とすものの一度ついた花芽は、ゆーっくりと動く。時には葉を全部落とす事もあるが、死んだ...

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アマリリス様

遂にそれがやって来てしまったのは、3月だった。母が久し振りに上京して我が家へ2泊して行った一週間後だった。近所の友達と夕飯を食べている時にそれが運ばれて来た。ああ、アマリリス・・・・遂にアマリリス・・・・・私が敬愛する(?)このベランダーと言う名の生みの親、いとうせいこう氏が絶賛(?)をしていたアマリリスである。但し、私の本来の好物は、小さな花達である。楚々として、地味な、雑草まがいの花達が私の好み...

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どくしょ

通勤が電車&バスで小一時間かかる様になって2年。下り方面のせいでほとんど座れる車内ですっかり本を読む事がくせになっている。本を読む事から長い事遠ざかっていたから、読み始めるとあれこれと節操なく色々な本を読むのだが、最近は畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズにはまっている。江戸時代の大店の一人息子は、祖母に大妖を持ち、たいそう病弱。その病弱な若旦那に仕える二人の手代達も実は妖で、千年は生きている。若旦那の...

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年賀状の返事

年賀状の返事世の中には「年賀状でしか付き合いがなくなってしまった」と言う人がいる。それも否定的に。確かに半世紀以上生きて来ると、そんな友人知人が私にもゴロゴロといる。もう何年も実際には会っていないのに、年賀状だけはやりとりをする。「年賀状でしか付き合いがない」、この言い方を私は否定的に捉えるつもりは更々ない。年賀状で知る友人達の近況や、その年の出来事。私は元気でいるから、と伝えたい。年賀状でしか付き...

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一夏の経験 実践!他人には迷惑をかけて生きる

去年の夏、少し前から様子のおかしかった給湯器が遂に壊れた。 ガス屋の兄ちゃんと大家さんに相談の結果、取替える事に決定をしたが、これがなかなか時間を要した。 どれ位要したかと言うと、下見、見積をしてから旧盆を挟んでほぼ半月。 その間のお風呂をどうしようか?と考えた。 一番近かった銭湯はもう6年程前に廃業し、その跡地に友人宅が建っている。 これはもう借りに行くしかないでしょう。...

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誰の仕業だ?!

先週の雪が降る前、窓の外に洗濯物を干していた私は靴下が片方ない事に気がついた。おや?...

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おーい、夏よ

もう少し 私の腕の中にいてくれないか?

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2014年夏から晩秋

今年の夏の海へのスタートは早かった。 7月に2回。 そしてお盆前にもう一度位行けるかと思っていたのに、結局その後は行く事が出来ずに終わってしまった。その代わりに、TKはあと一日を私と友人Uも一緒に長野の大月の天目温泉へ日帰りで行こうと誘ってくれた。...

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2匹の未を持つサザエさん一家の2015年お正月

あっと言う間に2014年が終わってしまったと思うのは、年のせいだろうか? 人生の中での1年を考える時、私はいつも、上に行くほど小さくなる螺旋を思い浮かべる。1歳児にしてみれば、1年はその人生の全てで、2歳ではその2分の1、3歳では・・・と考えて行くと、私の1年は56分の1でしかない。 だから、同じ1年があっと言う間に過ぎて行くと感じるのは、きっとそのせいだと私は思っている。我が家族には未が2匹。...

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嗚呼、源泉かけ流し

以前、ずーっと以前に、「殿様の湯」と言う記事を書いた事があったと思う。 それは、お風呂の湯を入れ過ぎて(我が家のお風呂は今時のお風呂と違って、自動でお湯が止まったり、それを知らせてくれるタイプではないのです)、お湯を溢れさせてしまう事を意味する。湯船から溢れるお湯に浸かるのは、それこそ殿様気分。...

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進化するランタナ

小さな紫陽花の様だが、暑けりゃいつでも咲くこの花との付き合いは、相当長い。初めて見たのは今から20年以上前の南の島で、その後都内でも売り出され、あっと言う間に夏の花の人気者になった。 なんたって、あの暑い最中にどんどん咲く。 暑いのが好きだからと言って、涼しくなって来てもまだ咲く。 涼しいのを通り越して来ると流石に速度は落とすものの一度ついた花芽は、ゆーっくりと動く。...

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アマリリス様

遂にそれがやって来てしまったのは、3月だった。 母が久し振りに上京して我が家へ2泊して行った一週間後だった。近所の友達と夕飯を食べている時にそれが運ばれて来た。ああ、アマリリス・・・・遂にアマリリス・・・・・ 私が敬愛する(?)このベランダーと言う名の生みの親、いとうせいこう氏が絶賛(?)をしていたアマリリスである。但し、私の本来の好物は、小さな花達である。...

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どくしょ

通勤が電車&バスで小一時間かかる様になって2年。 下り方面のせいでほとんど座れる車内ですっかり本を読む事がくせになっている。本を読む事から長い事遠ざかっていたから、読み始めるとあれこれと節操なく色々な本を読むのだが、最近は畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズにはまっている。江戸時代の大店の一人息子は、祖母に大妖を持ち、たいそう病弱。 その病弱な若旦那に仕える二人の手代達も実は妖で、千年は生きている。...

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